ニイタカ衛生通信(臨時号)
全国でノロウイルス患者が急増!予防には手洗い!!
下痢や嘔吐を繰り返す感染性胃腸炎の患者が急増し、流行期を迎えたことが、国立感染症研究所の調査で分かりました。ノロウイルスが主な原因とみて、手洗いなどの徹底を呼びかけています。全国約3000の小児科から報告された感染性胃腸炎の患者数(今月8~14日)は、前週より約1.5倍に増え、4週連続の増加となりました。昨年同時期の3倍以上で、過去10年では大流行した2006年に次いで多くなっています。
感染症だけではなくノロウイルスによる食中毒も増加傾向にあり、今後さらに注意が必要です!
なぜ、ノロウイルス患者が急増しているのか?
今年1~2月にかけても、ノロウイルス発生件数は過去最多を記録しました。それは「新型インフルエンザが終息し、人々が手洗いを励行しなくなってしまったため」との説があります。
粒子の小さいノロウイルスは、手のしわに入りこんでしまいますので、しっかり洗い流す必要があります。通常の手洗い方法とは異なり、「石けん液を用いたこすり洗い」+「十分なすすぎ」の工程を2回実施してください。この「2回手洗い」を励行し、ノロウイルスを予防しましょう!
(2010.11.27 更新)