冬場はノロウイルスによる食中毒発生が増加する季節です。
ノロウイルスは非常に感染力が強く、通常の食中毒防止対策だけではノロウイルス食中毒を防ぐことは困難です、従業員全員がノロウイルスに対する正しい知識と危機意識をもって取り組むことが重要です。そこで今回は、ノロウイルス食中毒予防で特に見落としがちな点をご紹介します。
トイレは細薗やウイルスが多数存在する汚染区域です。例えば、調理作業着のままトイレを利用すると、ノロウイルスを含む有害微生物を付着させたまま調理場に運んでしまうことになります。トイレ使用時の注意点をご確認ください。
【体調不良なのに出勤する理由】
・自分が休むと、他の従業員に迷惑をがけると考え出勤する
・微熱や下痢等が、軽い風邪による症状と勘違いして出勤する
・ノロウイルスの怖さを知らず、感染の疑いがあっても安易に出勤する、etc・・
多くはノロウイルスを正しく理解していないことによるものです。
【責任者へのお願い】
●調理に従事する前に行う健康チェックと記録は非常に重要な意義をもっています。記録し、従業員全員が責任者に正しく申告することをルール化し、徹底してください。
●責任者は欠勤者が出た場合の代替要員を準備しておき、病欠で休める環境を整備するなどの危機管理対応が必要です。
ニイタカ衛生通信1211ノロウイルス対策.pdf
(2012.12.18 更新)